有限会社 甲斐谷建築企画様
ブランドブック
a story of Kaitani Architectunal Planning


用紙:
OKトップコートマット 110k
寸法:250×210
色数:4c
製本・加工:250×420を2ツ折・中綴じ(250×210 16P仕上げ)

 

リクエスト

甲斐谷建築企画様は、完全オーダーメイドで設計・建築をする地元の工務店様です。

住宅完成見学会に来場されたお客様に、お渡しできる施工事例の冊子がありませんでした。

それがあれば、クライアントの建てる家づくりに興味を持ってもらえたのではと悩まれていたようです。

そのため住宅完成見学会や、お客様が相談に来社されたときにお渡しできる施工事例の冊子が欲しい、とクライアントからご相談をいただきました。

われわれとしては、ただ施工事例の冊子にするのではなく、クライアントの家づくりに興味を持ってもらえる、会社の顔となるブランドブックにしていこうと考えました。

 

クリエイティブの視点

まず我々はクライアントをどう表現するか、どう表現するのが読み手に伝わるのだろうとチーム内にて議論を行いました。

家を建てる事とはどういう事だろうと根本の部分から整理をしました。

クライアントの建てる高性能な家とお客様の希望などがあり、それが形となるものと考えました。

ではクライアントの建てる家とお客様の希望などをそれぞれ一言で表すならなにかを考えました。

クライアントの建てる家については高性能と表現できるとすぐに決まりました。しかし、お客様の希望などを一言で表すならと議論したとき、中々しっくりくる案がなく苦戦していました。

議論を繰り返していく中でこんな会話がありました。

「お客様の希望などを受け、クライアントがその希望に沿って家を建てるのって物語みたいだよね」

この『物語』という言葉が、一言で表すならこれ以上に合う言葉はないと感じました。

また、クライアントの家づくりである高性能とお客様の希望などの物語を組み合わせて、キャッチコピーを考えました。

ただ高性能+物語では発音としてもキャッチコピーとしても堅く感じました。

そこで物語をストーリーとすることで発音をしやすくしました。

こうして、高性能+ストーリーとしてクライアントのキャッチコピーが生まれました。

制作物の構成としては、クライアントがどんな家づくりをしているのか、扉で話していただきました。これはクライアントの家づくりの考えに触れてもらうことが狙いでした。これによって、次ページからの高性能とストーリーの説明・例題がわかりやすくなると考えたためです。以降は3棟の施工事例をお客様のリクエストを交えて紹介しました。最後にリフォームする上で出来ることや考え方を紹介して締めくくりました。

撮影について我々は、まず読み手が見たい場所や状態、家の見どころはどこかを議論しました。

結論として、その家の生活感のある雰囲気を見たいと考えました。

クライアントへは、住み始めて数か月程経ち、生活も落ち着いてきた頃のご家庭に撮影のご協力を打診していただきました。今回、3件のご家庭に協力していただき、リビングやキッチンを中心に撮影を行うことができました。

このブランドブックを今後の住宅完成見学会などでお渡しいただき、クライアントの家づくりに興味を持ってもらえるようになればと我々は考えています。

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